スイッチバックが38カ所もある鉄道

スイッチバックが38カ所ォー冗談でしょう。

いやいや本当にあるのです。それも現役です。

それが「立山砂防工事専用軌道」です。
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私は今の今までこんなすごい鉄道があるなんて夢にも思いませんでした。

知るきっかけとなったのは、立山アルペンルートの動画を見ていたときでした。


立山アルペンルートは30数年前に自分の子供がまだ小さい頃に連れて行ったことがあり、懐かしくなりその動画をいくつか見ていたのです。
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その時画面の右端に「【見て!とっておき富山動画005】立山砂防トロッコ(56分59秒)」というタイトルをみつけ、ちょっと覗いてみたのです。

ガビーン!

なんだ?なんだ?このトロッコ鉄道は?
スイッチバックだらけだぞー!

調べてまたびっくり。
この鉄道は大正15年に着手し、昭和4年に千寿ヶ原から樺平までの11.7㎞が開通し戦後、幾多の変遷を経て昭和40年には、樺平の連続18段スイッチバックを含め、水谷平までの延長18㎞が完成しました。
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その鉄道の目的が砂防工事のための資材人材運搬なのですがなんと現在も工事が続いているというのです。
しかも90年も続いておりその工期は無期限でいつ終わるかわからないという。
http://www.hrr.mlit.go.jp/tateyama/truck/index.html

というのも、もともとこの一帯は火山堆積物で覆われ山が崩れやすいのですね。

1858年4月9日(安政5年2月26日)、越中・飛騨国境(現在の富山・岐阜県境)の跡津川断層を震源とする飛越地震が発生した。地震の規模は マグニチュード 7.0 - 7.1と推定されている。
地震により立山連峰の鳶山が山体崩壊を起こした
鳶山には大鳶山と小鳶山のふたつのピークがあったが、山体崩壊により大鳶山と小鳶山は完全に消滅し、立山カルデラに大量の土砂が流れ込んだ。
カルデラ内の立山温泉では温泉客と従業員が土石流に巻き込まれて死亡した。
常願寺川、神通川、黒部川などでは河道閉塞が発生した。
特に常願寺川の河道閉塞は飛越地震の余震などで決壊し、下流に大きな被害を与えた。
崩壊土砂量は全量で4.1億m3と推定され、地震性の山体崩壊として、判明している分では有史以来日本最大規模のものである。
その後も土砂の流出で度々土砂災害が発生しており、立山カルデラでは現在も砂防工事が行われている。
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カルデラ内に残存している土砂の量は21世紀初頭の時点で約2億m3で、これは仮にすべて流出したとすると富山平野が厚さ2mの土砂で覆われてしまう程の量である。


なんともはや凄い場所なんですね。
富山県は砂防工事で保っているようなものなのですね。
立山アルペンルートという華々しい観光地の陰には知られざる治山治水の努力があったのですね。

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