ねぶた流しは蚤流し

イザベラバードの日本奥地紀行には蚤の話が随所に出てきます。
今の日本では考えられない事ですが、戦後GHQがDDTを撒き散らす前は至るところに蚤がいたのですね。本日は青森のねぶた祭りがこの蚤と大いに関係があるという話です。
出展:イザベラバードの旅 日本奥地紀行を読む

青森 、弘前に 〝ねぶた 〟 〔弘前では 〝ねぷた 〟 〕という行事があります 。いろんな伝説がついていますが 、これは 〝ねぶたい 〟ということで津軽では 〝ねぶた流し 〟といっています 。また 、秋田の米代川流域から雄物川流域にかけては 〝ねむり流し 〟といい 、富山県あたりまでこの言葉がみられます 。つまり 、夏になると蚤に悩まされてみなねむいので 、そのねむ気を流してしまおうというのです 。それで 〔旧暦 〕七月七日 (七夕 )の日にやるのですが 、この日は 、われわれの体についている災いを取り去る日であったようです 。今は 、彦星がどうのという中国の伝説が生きてきていますが 、昔は 、その日に川へ行って七度水をあびて 、健康を祈るとか 、その日の夕方里芋の露を集めて字を書くと上手くなるとか 、また 、その露を入れた水で髪を洗うときれいな髪になる 、あるいは 、その日に井戸替えをするなどいろんな行事があった 。ですから 、むしろその方が古くからの行事で 、われわれの汚れを取り除く日としてあったのではないかと考えます 。その中にねむり流しというのがあって 、津軽では小さな車を作り 、外側に竹で提灯を作って中に灯をともしてそれを流したのですが 、ずっと南の方へ行くと笹の葉に蚤をのせて流すのです 。結局われわれのねむりを妨げるのは蚤であるという考えがあったのです 。ねぶた流しは同時に蚤流しだったわけで 、特に北の方には蚤が多かったようです。

へーねぶた流しが眠たい流しだったのですか。
眠りを妨げる蚤のために睡眠不足が慢性化するのを払いのけようというのがねぶた祭りの起源だったとは全く知りませんでした。

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